雑賀 輝

インタビュー

手術室を経て、感染管理の道へ。
点と点が線になる瞬間に、看護の面白さがある

病院(看護師)

雑賀 輝 Saika Hikaru

角谷整形外科病院
職歴:

どんなお仕事をされていますか?

現在は病棟で、入院患者さんの看護を担当しています。主な業務は、手術後の患者さんの血圧や呼吸状態などの全身管理、点滴や投薬、清潔ケアなどです。それに加え、昨年11月に取得した「感染管理認定看護師」として、院内の感染対策体制の整備や、手術を受ける患者さんへ、禁煙指導や血糖コントロールなどの術前からの介入も行っています。今年の4月からは病床管理も担当し、日々新しい挑戦をしています。

これまでのキャリアについて教えてください。

ここで6年間、手術室看護を経験した後、院長先生の勧めで和歌山県立医科大学附属病院へ2年間「出向」に行かせてもらいました。大学病院では手術室に加え、整形・救急の混合病棟、そして感染制御部を経験。そこで出会った認定看護師の先輩に刺激を受け、もっと感染対策の専門性を高めたいと強く思うようになりました。ここに戻ってきてから勉強を始め、昨年、感染管理認定看護師の資格を取得しました。

病院の看護師として働くきっかけは何ですか?

高校時代に祖父が入院した際、優しく接してくれた看護師さんの姿に憧れたのが最初のきっかけです。ただ、看護学生時代は理想と現実のギャップに悩み、実習先で終末期の患者さんと接した時などは、この仕事を続けられるか不安になったこともありました。そうした経験から、人の生死に深く関わる中でも、より専門性を高められる手術室での業務に興味を持ち、この世界に飛び込みました。

病院の看護師として、大変なことを聞かせてください。

手術室に配属された当初は、膨大な数の器械や手順、独特のリズムを覚えるのに苦労しました。半年くらいは何をやってもうまくいかないと感じ、落ち込む日々でしたね。また、病棟では術後の患者さんの状態が急変することもあり、常に緊張感があります。夜勤は月に3〜4回ですが、回数が少ない分、生活リズムに慣れるまでが少し大変です。

反対に、看護師としてのやりがいは何ですか?

これまでの経験が、線として繋がっていく感覚に一番のやりがいを感じます。手術室での知識、大学病院で学んだ病棟看護、そして専門である感染対策。それら全てを活かして、術前の指導から術後の管理まで一貫して関わることで、患者さんの回復に貢献できる。それが術後感染の抑制といった病院経営にも繋がることに、大きな意義を感じています。

仕事で大切にしていることは何ですか?

常に新しい情報を学び、自分の中で解釈して現場に活かしていくことです。医療は日々進歩するので、アンテナを張って勉強し続ける姿勢は忘れないようにしています。和歌山医大で出会った先輩の認定看護師が私のロールモデルなのですが、その方のように、どんな質問にも曖昧にせず、解決策を導き出せるプロフェッショナルでありたいと思っています。県外の認定看護師仲間との情報交換も、大切な時間です。

ワークライフバランスについて教えてください。

休日は、2人の小さな子どもたちと過ごす家族の時間を何より大切にしています。ドライブや少し遠出の旅行に出かけるのが最高のリフレッシュですね。特別な趣味はありませんが、家族と過ごすことで仕事への活力が湧いてきます。夜勤は月3〜4回で、回数が少ない分、生活リズムへの影響は限定的ですが、その分しっかり体調管理を心がけています。

これからやっていきたいことを教えて下さい。

まずは、院内の感染対策体制をしっかりと整備し、定着させたいです。そして、その知識や経験を次の世代に繋いでいくため、後輩の育成にも力を入れていきたいですね。個人的な目標としては、これまであまり経験のない外来業務にも挑戦してみたいです。手術前の患者さんの評価や指導にも深く関わることで、周術期マネジメントの専門家として、さらに成長していきたいと考えています。

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